Official Staff
渋谷でバケモノの世界を体感!『バケモノの子展』(by entertainment station)
アニメの演出とはこういうことか! 原画に書き込まれた監督の修正コメントから読み取れる、キャラクターの演技、表情、動き。スタッフは絵描きではなく演者、監督は的確な演技指導でその演者からいい演技を引き出している!
興行収入20億円突破(7月22日時点)、世界配給も決定し、快進撃を続ける、今夏上映作品の台風の目、細田守監督作品「バケモノの子」をテーマとした展覧会『バケモノの子展〜時をかける少女、サマーウォーズ、おおかみこどもの雨と雪』が7月24日、渋谷ヒカリエで開幕した。(続きはentertainmentstationへ)
Official Staff
怖いのはやっぱり美しい女?《うらめしや〜、冥途のみやげ展》東京藝術大学大学美術館
暑い夏に涼しくなるには、エアコンよりやっぱり怪談。怖い話を聞くのもいいですが、怖い絵がいかがでしょう?
怪談を得意とした明治の噺家、三遊亭圓朝(1839〜1900)が蒐集した幽霊画のコレクションを中心とした展覧会『うらめしや〜、冥途のみやげ展』が7月22日(水)より東京藝術大学大学美術館で開催される。
圓朝は名人の中でも別格とされ、滑稽噺より人情噺を得意とした。「怪談牡丹燈籠」を創作するなど、とりわけ怪談噺が得意で、独自の世界を築くほどだった。その圓朝ゆかりの幽霊画50幅が圓朝の菩提寺である東京・谷中の全生庵に所蔵されている。本展ではそれら“圓朝コレクション”を中心として、日本美術史の「...
Official Staff
カラフルなボタンが踊る《映像表現の現在―宮津大輔コレクションより》上野の森美術館ギャラリー
上野の森美術館ギャラリーにおいて『映像表現の現在―宮津大輔コレクションより』が現在開催中だ。現代美術コレクターである宮津大輔さんのコレクションよりセレクトされた映像作品で、志賀理江子「カナリア」、志村信裕「jewel」、高木正勝「Tidal」、森山大道「25時 shinjuku, 1973」の4作品が紹介されている。
志村信裕さんの「jewel」は、床面に投影された映像の中を、カラフルなボタンがはじけ続けているもので、実際に本物のボタンを何度も落とす映像を収録して、これを組み合わせたものだ。ちょっと見にはインタラクションのあるものに見えるが実際にはそうではない。にも関わらず、子どもたちが...
Official Staff
すべてのファン待望! “胸熱” 「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」(by entertainment station)
「悲しいけどこれ戦争なのよね」「ジオンを倒すしかない、戦争が終わるしか」「偉い人にはそれが分からんのですよ」…心に突き刺さる言葉が目の前に飛び込んでくる。
『機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM』が7月18日(土)より森アーツセンターギャラリーにおいて開幕した。ワンピース展以来、進撃の巨人展、NARUTO展とアニメ作品をテーマとした展覧会が大盛況だが、まさに真打ち登場と言える。(続きはentertainment stationへ)
Official Staff
「ウルトラマン」新時代の到来? 円谷プロがスペシャルムービー『ULTRAMAN_n/a』を公開
いつもの渋谷のスクランブル交差点。突如、激しく鳴動し、地中から地下鉄車両を咥えた怪獣が現れる。蹂躙される街に銀色に鈍く輝く巨人が立ちはだかる。
7月16日、円谷プロダクションが謎のウルトラマンの映像『ULTRAMAN_n/a』を公開した。これまでの円谷のお家芸であるミニチュアでのスーツアクトとは異なる、フル3DCGと実写を組み合わせたハリウッド映画のようなスタイルの映像だ。
鈍い銀色のボディはスーツとは異なり、リアルな肌質を持ち、生身のウルトラマンを表現している。踏ん張る足首には筋が盛り上がり、わずかに開く口を持つ顔も歪む。敵怪獣は地底怪獣ネロンガと灼熱怪獣ザンボラーの中間のような重量級...
Official Staff
夜の海に花が咲く!《えのすい✕チームラボ ナイトワンダーアクアリウム》新江ノ島水族館
水族館とメディア・アートが出会ったナイトアクアリウム。昨年、開催されて33万人以上を動員し、大好評を博した同展が装いも新たに『えのすい☓チームラボ ナイトワンダーアクアリウム 2015』として、7月18日(土)から新江ノ島水族館においてスタートする。今回、えのすいとコラボレーションするのは、科学未来館での『チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地』での成功が記憶に新しい、猪子寿之さん率いるウルトラテクノロジスト集団、チームラボ。
本展でのメインコンテンツとなるのが同館の中核をなす相模湾大水槽をつかったインタラクティブデジタルインスタレーション「花と魚ー相模湾大水槽」だ。相模湾大水...
Official Staff
北欧の女流画家、ヘレン・シャルフベックのお誕生日会開催:《ヘレン・シャルフベック―魂のまなざし》東京藝術大学大学美術館
東京藝術大学大学美術館においてフィンランドの女流画家、ヘレン・シャルフベックの展覧会『ヘレン・シャルフベック—魂のまなざし』が開催中だが、7月10日のシャルフベックの誕生日にちなみ、7月11日(土)に「シャルフベックのお誕生日会」が開催された。
「フィンランドの風土と人々を語る〜フィンランドが生んだシャルフベック」と題して、フィンランドセンター文化・コミュニケーションマネージャーのウッラ・キンヌネンさんと東京藝術大学の佐藤直樹准教授、女子美術大学の日沼禎子准教授を迎え、フィンランドとアートにまつわるトークセッションが行われた。シャルフベックについて、「(健在なうちから)評価され、ピカソと...
Official Staff
最先端表現と古美術のマリアージュ《木本圭子展 velvet order(ベルベットオーダー/柔らかい秩序)》祥雲
複雑な自然現象などを数式によって表現する際の「非線形構造」を、コンピュータ・プログラミングを用いて高精細映像を描くアーティスト、木本圭子の個展『木本圭子展 velvet order(ベルベットオーダー/柔らかい秩序)』が銀座の祥雲 Shouun Oriental Artで7月11日まで開催されている。
数理モデルによって映像空間に描き出される姿は、複雑でありながらどこか秩序があるように、光の粒子が軌跡を描きつつ、流れ、踊るさまは見惚れる美しさがある。そこにある一瞬の美は日本古来の美の真髄と通底するものを感じさせる。メインの展示は2Fのパブリックスペースとなるが、1Fの常設スペースには最先...
Official Staff
燃やして描く。人が生命を燃やす瞬間《蔡國強展:帰去来》横浜美術館
世界的な現代美術家である蔡國強の個展『蔡國強展:帰去来』が7月11日(土)より横浜美術館において開催される。蔡は火薬を燃やすことでカンバスに絵を定着させる“火薬ドローイング”と呼ばれる手法で作品を制作することで知られる。
本展のために蔡は6月より横浜に滞在、6月20日には火薬ドローイングによる限定的な公開制作を同館のグランドギャラリーで行った。そのときの模様が本サイトのトップページにある作品の前に立つ蔡の姿であり、本展の目玉とも言える、グランドギャラリーの壁面いっぱいに展示された新作『夜桜』だ。
蔡は公開制作後も本展のために新作『人生四季 春、夏、秋、冬』の4作品をグランドギャラリーで制...
Official Staff
美しさの中に描かれた文明化の闇。《ヤン・ファーブル:TRIBUTE TO HIERONYMUS BOSCH IN CONGO》エスパス ルイ・ヴィトン東京
エスパス ルイ・ヴィトン東京において7月9日からベルギーの現代美術家、ヤン・ファーブルの個展『TRIBUTE TO HIERONYMUS BOSCH IN CONGO(2011-2013)展』が開催されている。ファーブルといえば、スカラベの鞘翅を使った目も眩むような美しいモザイク作品がよく知られているが、意外や日本では初めての公開となるという。
同展では植民地政策という文明化の「闇」に光をあてたものとなっており、とりわけファーブルの故国であるベルギーが19世紀から20世紀の間にコンゴに対して行った奴隷制、搾取や略奪といった行為を、初期フランドル派の画家ヒエロニムス・ボスの「快楽の園」にな...
Official Staff
ウミサソリとダンクルオステウスの生命をかけたチェイスを再現!《特別展「生命大躍進」》国立科学博物館
国立科学博物館で7月7日から開催されている『特別展「生命大躍進」』では、貴重な化石標本を補完する形で、複眼を持つことがわかったアノマロカリスをはじめ、数々の再現模型が展示されている。中でも圧巻は、大きなハサミを持つ巨大なウミサソリにいまにも齧りつきそうな巨大な魚、ダンクルオステウスのチェイスを再現した模型だろう。ウミサソリはシルル紀の海に生息した、現代のサソリの仲間で、世界最大級の標本が展示されている。古生代デボン紀後期に生息していた板皮類の魚であるダンクルオステウスは同館が所蔵する頭骨とともに展示されている。
【開催概要】
会期:2015年7月7日(火)〜 10月4日(日)
会場:国立...
Official Staff
私たちの中に生きる古代生物に出会う。《特別展「生命大躍進」》国立科学博物館
生命はおよそ40億年もの膨大な時間をかけて進化し、いまの姿を獲得してきた。その過程で生命に大きな進化をもたらしたいくつかの重要な出来事である「大躍進」と、その裏には5度の大絶滅があった。
国立科学博物館で7月7日から開催されている『特別展「生命大躍進」脊椎動物のたどった道』ではそれらの進化のドラマを日本初公開となる、生命進化に関する代表的な数々の化石標本、精巧な表現でリアルに伝える復元模型や4K映像などで、「大躍進」の出来事を知ることができる。展示の目玉には複眼を持つことがわかった「バージェス頁岩動物群」のアノマロカリスの化石や、シルル紀のウミサソリの世界最大級の標本、さらに4700万年...