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「英国の夢」ってどんな夢?19世紀イギリスの画家たちが見た理想〜『リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展』
正直に言えば、『ラファエル前派』というグループの存在は、その中にジョン・エヴァレット・ミレイの名前を見つけなければ、まったく知らないままだったと思う。まして、ミレイの描いた「オフィーリア」が好きでなければ、興味も持たなかったかもしれない。
ミレイのオフィーリアもそうだが、ラファエル前派を成した、ロセッティやウォーターハウスの作品を見ていると、これは一体、いつの時代の作品なのかさっぱり検討がつかなくなる。いや、もちろん、美術史を勉強したり、研究している人にはごく常識なのかもしれないが。
まして、ラファエル前派が発生した場所が19世紀「産業革命」のリヴァプールだなんて聞けばますますこんがらが...
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フィギュアの原型が圧倒的な存在感を放つ。《中村政人 個展「明るい絶望」》アーツ千代田3331
アーツ千代田3331を率いる中村政人の実に10年ぶりの個展「明るい絶望」がアーツ千代田3331においてはじまった。作品のメインは約40,000枚にもなる膨大な数の写真の中から、1989〜94年のソウル〜東京に絞って厳選した約700点のフィルムで撮影した写真群。自動車の車体を製造する技術を用いた絵画的作品もユニークだが、なんといっても、民芸品などを忠実に巨大化させたインスタレーションが白眉だ。
これは中村の秋田県大館の実家の飾り棚に置かれていた民芸品の人形を、同じ製造技術を使って等身大に立体化した作品だ。中村といえば、ファストフード店やコンビニエンスストアのサインから色や形だけを抽出したイ...
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東山ブルーが美しい、佐藤卓によるシンボルマーク誕生《山種美術館》
2015年10月13日に行われた『都内5美術館 2016年開催企画展 合同記者発表会』において、山種美術館が50周年記念シンボルマークを発表した。山種美術館と言えば、何と言っても日本画家・安田靫彦(1884〜1978)による「書・山種美術館」を使ったロゴが印象深いが、ここにグラフィックデザイナー・佐藤卓さんがデザインしたシンボルマークが加わった。
この格子の丸窓を思い起こさせる日本的なデザインのシンボルマークは、横組みのアルファベット「YAMATANE」の文字を縦長にして円状に収めたものと、縦組みの漢字「日本画」の文字を横長にして円状に収めたものを重ね合わせている。さらにシンボルマークの...
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トム・クルーズに実行不可能なミッション、炎天下のレッドカーペットに!『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』ジャパンプレミア(by entertainment station)
アツい男が東京の暑い夏に挑んだ! 人気シリーズのスパイアクション『ミッション:インポッシブル』の最新作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のジャパン・プレミアが8月3日、気温35度を超える炎天下、レッドカーペットイベントが行われた。ハリウッド映画初となる新宿歌舞伎町セントラルロードに設けられたレッドカーペットは朝早くから待ち望んでいたファンで埋め尽くされ、トムやクリストファー・マッカリー監督らが2時間を超えるグリーティングを行った。
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種を育てる、アートに関わる:トーキョーワンダーサイト渋谷《WONDER SEEDS 2015》
公園通りの渋谷パルコ前にあるアートスペース、トーキョーワンダーサイト渋谷において『WONDER SEEDS 2015』が開催中だ(3月22日まで)。ワンダーシードは若手アーティストを対象に公募し、入選作品を展示するとともに、会場で作品を販売する“BUY=SUPPORT” をコンセプトに、若手アーティストとアートコレクターの交流の場として2003年にスタートした。本年度も多くの応募があり、その中から80点以上の作品が選ばれ展示されている。展示作品の多くが2〜3万円を中心とした求めやすい価格に設定されており、作品を購入することで、才能の種(SEEDS)を育てる、アートに参加できる貴重な場だ。...
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極小化されたゆうえんちの記憶《岩崎貴宏展 埃(10-10)と刹那(10-18)》小山市立車屋美術館
鉄塔のような巨大構造物を髪の毛などを使って極小サイズで再現する《アウト・オブ・ディスオーダー》、歴史的な建築を実像と水面に映る虚像を融合させた《リフレクション・モデル》などで国内外から評価が高いアーティスト岩崎貴宏。岩崎の国内初となる個展「山も積もればチリとなる」が3月に黒部市美術館で開催され、7月からは『埃(10-10)と刹那(10-18)』とタイトルを改め、小山市立車屋美術館で開催中だ。
栃木県小山市で開催するにあたり、新たに小山という地に寄り添った内容へと改変されている。その象徴的な存在が《アウト・オブ・ディスオーダー》の中で再現された観覧車だ。小山市は過去、小山ゆうえんちという関...
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彫刻の可能性をまた一歩進めた:名和晃平《FORCE》
3Dテクノロジーや化学的なアプローチから現代彫刻の新たな可能性に挑み続けている名和晃平の個展「FORCE」が谷中のSCAI THE BATHHOUSEで開催中だ。本展のメインとなるインスタレーション作品「FORCE」は同館の内装を一変させる大掛かりな仕掛けとなっている。
粘性のあるシリコンオイルは、天井から線を引いてホワイトキューブの床面に流れ落ち、高速の河となって再び天井へと戻る。液体でありながら、流動体である特性と重力により天と地をつなぎ、ひとつの形を象って、視覚的には彫刻と言える、見るものの意識を変革させる。4月18日まで。
www.scaithebarhhouse.com
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時速300kmの軌跡が浮かび上がる:WOW《Ray of Formula 1》
西武渋谷で開催中(3月15日まで)の『The F1展〜華麗なるフォーミュラ・ワンの世界』において展示されている、光と音のインスタレーション『Ray of Formula 1』の企画・演出・制作をWOWが担当している。最先端の技術が集結し、しのぎを削る舞台であるF1の世界を紹介する同展で、F1のスピード感を〈感じる〉ことができる作品だ。フロアに投影された光をコントローラーで操作することで、その軌跡が鈴鹿サーキットのコースを描いていき、光がメインストレートを通過すると、壁面にF1マシンの光の残像がエグゾーストノートとともに出現し、時速300kmの世界が体感できる。
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夕日に映える国立西洋美術館で、幻のバロック画家に出会う:グエルチーノ展
日が長くなっているのか、上野恩賜公園に夕日が落ちる速度も少しばかりゆっくりしてきている。国立西洋美術館では最後の大画家と言われるイタリア・バロック美術を代表する画家・グエルチーノ(1591〜1666)の油彩画44点を紹介する国内初の展覧会がはじまる(3月3日〜5月31日)。これらの作品のほとんどはイタリアのチェント市立絵画館の所蔵だが、チェントは2012年5月に地震にみまわれ、大きな被害を受けている。絵画館はいまだ閉館を余儀なくされており、本展ではチェント市の震災復興事業として、収益の一部を同館復興にあてられる。
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満ちあふれる喜怒哀楽、浮世はこんなにも美しい:映画『百日紅〜Miss HOKUSAI〜』5月9日公開決定!
天才浮世絵師・葛飾北斎の娘、葛飾応為(かつしかおうい/生没年不詳)をご存知だろうか? 北斎の影に隠れてあまり注目されないが「吉原夜景図」(太田記念美術館蔵)のように光と影の妖しさ、美しさは必見。その応為=お栄や父・北斎、その仲間たちが江戸の街で自由闊達に生きる姿を描いた映画『百日紅〜Miss HOKUSAI〜』の5月9日(土)公開が決定した。監督は「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」、「河童のクゥと夏休み」など名作を次々に生み出している原恵一監督。原作は杉浦日向子「百日紅(さるすべり)」。お栄の声を杏、北斎を松重豊が演じる。初夏の公開が待ち遠しい。
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