Official Staff
CM映像に新しい波〜「もったいない」で明日は変わる《コミックス・ウェーブ・フィルム》
NHKがACジャパンと共同で行っているキャンペーン「『もったいない』で明日は変わる」のCM映像が話題だ。
フルアニメーションで製作されており、さまざまなシーンで学生やアルバイトなどの若者が「もったいない」とつぶやくというもの。モノや資源を惜しむ「もったいない」ではなく、未来を創造することばとしての「もったいない」を伝えたい、立ち止まっていて「あきらめてはもったいない」「なにもしないままではもったない」をメッセージにこめているという。アニメーションを手がけたのは四宮義俊。
非常にクオリティの高い映像で、アニメに明るい人なら「おっ、これ、新海誠?」と、ピンとくる方も多いのではないか。新海誠監...
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動くってオモシロいっ!《菱川勢一ディレクション 動きのカガク展》21_21 DESIGN SIGHT
毎回、たのしかったり、びっくりしたり、ホォ〜と思わせてくれる21_21 DESIGN SIGHTの企画展。6月19日から「動き」がもたらす表現力に触れ、観察し、その構造を理解し体験する『動きのカガク展』がはじまった。
同展では「八重の桜」をはじめとしたNHK大河ドラマのオープニング映像や数々の企業CMを手がける、モーションデザインの第一人者、菱川勢一をディレクターに迎え、ものづくりの楽しさを感じ、科学技術の発展とデザインの関係を改めて考える。これまでの同館での企画展では最先端の目新しい作品が紹介されることが多かったが、今回は目新しさにばかりとらわれるのではなく、「動き」の原点に立ち戻った...
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月の港。フランス随一の歴史都市の美《ボルドー展 ─美と陶酔の都へ─》国立西洋美術館
ボルドーと聞いて、すぐに「ワイン!」と思った方は多いでしょう。たしかにボルドーは世界的にもっとも知られたワイン産地のひとつ。しかし、ボルドーにはワインだけではなく、人々を美と陶酔へと誘う数々の名品がある。そのボルドーの美術や文化を紐解く作品や資料を紹介する『ボルドー展ー美と陶酔の都へー』が6月23日(火)より国立西洋美術館で開催される。
フランス南西部に位置する一大ワイン産地のジロンド県にあるボルドーの歴史は古く、紀元前1世紀初頭、ガロンヌ河畔に設けられた商都ブルディガラにはじまる。中世から近世へ交易とワインで栄え、18世紀には月の形に街が形成され、フランス第一の港として黄金期を迎える。...
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蔡國強の夏! 横浜、越後妻有、東京へ。まずは横浜美術館『蔡國強展:帰去来』
今年行われる中でもっとも期待されている展覧会のひとつ、中国人アーティストのスーパースター、蔡國強(さいこっきょう/ツァイ・グオチャン)の展覧会『蔡國強展:帰去来』が7月11日(土)より横浜美術館で開催される。
蔡國強は、火薬の爆発によって描く絵画や、スケールの大きなインスタレーション、中国の文化・歴史・思想から着想を得た作品など、ダイナミックな表現力と理解しやすいコミュニケーション力を持った手法で、アートファンのみならず幅広い人々を魅了しているアーティストだ。横浜美術館のグランドギャラリーなど、余裕のある空間を活用したスケールの大きな作品を期待したい。
7月26日(日)からは今夏、開催さ...
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夏至の前日、日の出とともに。オノ・ヨーコ《モーニング・ピース2015》が全世界で開催:東京都現代美術館
オノ・ヨーコの作品「モーニング・ピース」がはじめて行われたのは1964年5月24日、新橋の画廊だった。翌年9月にはニューヨークの彼女の自宅屋上でも実施された。その50周年を記念して、ニューヨーク近代美術館(MoMA)において開催中の「Yoko Ono: One Woman Show, 1960-1971」展の関連企画として、「モーニング・ピース2015」がMoMAのグローバル・パートナー8館※で全世界で同時開催される。
日本での開催となる東京都現代美術館では、6月21日(日)の日の出から門を開け、美術館正面入口の外、西側にあるテントでイベントが実施される。本イベントでは、参加者は任意の未...
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世界が注目する若手映像作家の登竜門。IDCF2015が7月開催
世界に先駆けてデジタルシネマにフォーカスし、若手映像クリエイターが目指す映画祭として注目されている『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015(IDCF)』。この夏で12回目の開催となるIDCFが7月18日(土)〜26日(日)に、SKIPシティ(埼玉県川口市)において開催される。コンペティション部門は世界74の国と地域から684作品がエントリー、その中からノミネートした長編12作品、短編12作品、アニメ14作品の38作品が上映される。
毎回話題となるオープニング上映は過去本映画祭にノミネートされた新鋭・福山功起監督が地元川口を舞台に家族のあり方を描いた『鉄の子』をワールドプレミアとして上映...
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これが日本の次世代によるアニメ。スタジオコロリド最新作『台風のノルダ』公開
いまもっとも注目しているアニメーションスタジオ、スタジオコロリドの最新作『台風のノルダ』が6月5日公開される。
前作「陽なたのアオシグレ」から2年ぶりの本作は離島の中学校に通う好きな野球をやめてしまった東とその親友・西条が、文化祭前日に現れた赤い目をした不思議な少女ノルダと出会う。その時、観測史上最大級の台風が学校を襲うとして……、というストーリー。台風をテーマに据えた作品はさまざまあるが学校を舞台したものと言えば、思春期の子どもたちを鮮烈に描いた相米慎二監督の「台風クラブ」を思い起こす。
若い才能が集まるスタジオコロリドだが、本作では監督をスタジオジブリ出身で「借りぐらしのアリエッティ...
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フォトショップの生みの親はコピースタンプがお好き:《INSIDE PHOTOSHOP》Photoshop25周年記念展示
いまやデザインや映像を制作する上でなくてはならないデジタルツールだが、その最初となった画像編集ツールの「Adobe Photoshop」が今年、誕生して25周年を迎えた。これを記念してPhotoshopの世界へ誘う企画展示『INSIDE PHOTOSHOP -Photoshop 25th Anniversary Exhibition-』が開催されている。22日、同展のレセプションが開催され、Photoshopの生みの親のひとりとして知られるAdobe Systems Inc.のトーマス・ノール氏が来日した。彼は、弟でインダストリアル・ライト&マジックのVFXスーパーバイザーであるジョン・...
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殿、天晴!日本初の『春画展』を永青文庫で9月開催
「枕絵」や「偃息図(おそくず)」と呼ばれ、江戸時代での浮世絵で庶民に広まった「春画」。鈴木春信や喜多川歌麿、葛飾北斎といった絵師も腕をふるった日本美術の重要なピースだ。2013年に大英博物館で開催された「春画-日本美術の性とたのしみ」は3ヶ月で9万人近くの来場者を集め、大変な話題となった。その春画を集めた『春画展』が9月19日(土)より、永青文庫(東京・文京)で開催される。日本での巡回が決定していたものの、描写が過激なことで開催を申し出る美術館が見つからず開催が見送られていた。肥後熊本藩主だった細川家の第18代当主で、細川家の文化財を所蔵する永青文庫理事長の細川護煕元総理大臣が「義侠心か...
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本の上の彫刻:スー・ブラックウェル《Dwelling -すみか-》
電子書籍では成立し得ないアート、それがスー・ブラックウェルが手がける、本を素材とした彫刻=ブック・スカルプチャーだ。ブラックウェルは文学作品をインスピレーションに作品づくりを行う。本を選び、読み終えると、物語のイメージをもとに、読んだ本のページをカットし、本の上に彼女の空想風景を構築していく。本の上という限られた小さな空間に、繊細で儚げな世界が生み出される。彼女の新作となる、ガストン・バシュラールの「空間の詩学」を素材とした「Dwelling すみか」をはじめ、ブック・スカルプチャー11点を紹介する『スー・ブラックウェル「Dwelling -すみか-」』が銀座のポーラミュージアムアネック...
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台湾式、ちょっとエロくてポップなマンガチック・ワールド:王建揚《宅-HOUSE》
ポップで、ちょっとエロくて、アニメやマンガのような超現実の世界。台湾のアーティスト、王建揚が描く世界はテーマや手法はありそうなものであるはずなのに、中華風味の独特なテイストが漂う。すべてが現実の中のセットで作り上げられているにも関わらず、モデルだけが現実であるかのように浮き出て見えるのもユニーク。モノクロでマンガのコマに描きこまれた世界に、現実のモデルが溶け込んだ作品も必見。「GEISAI TAIWAN #1」で《宅》シリーズで審査員個人賞を獲得した王は、アジアを中心にワールドワイドで積極的に活動を展開している。ウェブを駆使し、絵画やマンガ、ネット上のイメージを引用し再構築するという、ま...
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ダ・ヴィンチ、最高傑作の謎:レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展 5月開催
レオナルド・ダ・ヴィンチの未完の大壁画「アンギアーリの戦い」。シニョリーア宮殿でのミケランジェロとの戦闘画の競演において、部分的に描かれた「アンギアーリの戦い」だったが、半世紀以上未完のままとなり、ジョルジョ・ヴァザーリの新たな壁画装飾によりその全貌は謎に覆われてしまった。その失われた壁画の中心部分をなす「軍旗争奪」の戦闘場面を描いた「タヴォラ・ドーリア(ドーリア家の板絵)」の日本初公開となる『レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展』が5月26日(火)より東京富士美術館において開催される。国外流出した「イタリアの重要な文化遺産」として認定されていた同作は、同館が1992年に購...