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『ホール・アース・カタログ』が示す、世界を見る「視点を変える」こと:第7回恵比寿映像祭
『ホール・アース・カタログ』をご存知だろうか? もし知らなくとも「Stay hungry, Stay foolish」という言葉はご存知だろう。アップル・コンピュータの創設者、スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の講演で学生たちに贈った言葉で、これは同誌の最終号に掲載された。1960年代のカウンターカルチャーを牽引し、その後のサブ・カルチャーやインターネットに多大な影響を与えた。第7回恵比寿映像祭(3月8日まで)では、『ホール・アース・カタログ』以降、インターネットやメディアテクノロジーで複層化した世界をさまざまな映像やインスタレーションを通して見つめる。
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チームラボと大河ドラマのカンケイ:チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地
企画展『チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地』が日本科学未来館で会期を延長して開催中だ(5月10日まで)。写真は同展に出品されている「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点 ‒ Light in Dark」のワンシーン。3次元の巨大空間を高速で飛び回る八咫烏の軌跡が、書の筆使いのそれにもよく似て、伝統的な表現とアニメーションが見事に融合したデジタル・インスタレーションだ。この飛び回るカラスを見た記憶はないだろうか? NHKで放送中の「花燃ゆ」のオープニングのタイトルバックに力強く飛ぶ八咫烏のそれだ。実はこのタイトルバックはチームラボ(クレジットは猪子...
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この日を忘れない:第二回 3.11映画祭
ことしもまもなく、忘れられない、忘れてはいけない日がやってくる。その日に先駆け、2月21日よりアーツ千代田3331において『第二回 3.11映画祭』がはじまる。3.11をきっかけに生まれた映画を見て、さまざまな人たちの話に耳を傾け、語り合い、これからの世界と向き合いたい。ことしは気仙沼、石巻、いわきといった東北各地の他、全国にサテライト会場が設けられる。またレンタル店で「家路」(久保田直監督)、「遺体 明日への十日間」(君塚良一監督)、「希望の国」(園子温監督)といった作品を借りて、映画祭に参加することも。28作品のどれかひとつでもご覧いただきたい。