画像: ジョン・エヴァレット・ミレイ 《春(林檎の花咲く頃)》 1859年 油彩・カンヴァス © Courtesy National Museum Liverpool, Lady Lever Art Gallery

ジョン・エヴァレット・ミレイ
《春(林檎の花咲く頃)》
1859年 油彩・カンヴァス
© Courtesy National Museum Liverpool, Lady Lever Art Gallery

正直に言えば、『ラファエル前派』というグループの存在は、その中にジョン・エヴァレット・ミレイの名前を見つけなければ、まったく知らないままだったと思う。まして、ミレイの描いた「オフィーリア」が好きでなければ、興味も持たなかったかもしれない。


ミレイのオフィーリアもそうだが、ラファエル前派を成した、ロセッティやウォーターハウスの作品を見ていると、これは一体、いつの時代の作品なのかさっぱり検討がつかなくなる。いや、もちろん、美術史を勉強したり、研究している人にはごく常識なのかもしれないが。


まして、ラファエル前派が発生した場所が19世紀「産業革命」のリヴァプールだなんて聞けばますますこんがらがる。リヴァプールと言ったら、どう考えても、あの伝説のグループしか思いつかない。文字通り、ルネサンスの巨匠、ラファエロ以前の絵画への回帰だと言われても、だ。

ともかくも、この謎(あくまで僕にとっての、だけど)を解くのは、12月にBunkamura ザ・ミュージアムで開催される『英国の夢 ラファエル前派展』を待つしかないようだ。もしかすれば、どこかで2つのグループは関係があるのかもしれない。

な、わけない?

公式サイト
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/15_raffaello/

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