画像: 東山ブルーが美しい、佐藤卓によるシンボルマーク誕生《山種美術館》

2015年10月13日に行われた『都内5美術館 2016年開催企画展 合同記者発表会』において、山種美術館が50周年記念シンボルマークを発表した。山種美術館と言えば、何と言っても日本画家・安田靫彦(1884〜1978)による「書・山種美術館」を使ったロゴが印象深いが、ここにグラフィックデザイナー・佐藤卓さんがデザインしたシンボルマークが加わった。


この格子の丸窓を思い起こさせる日本的なデザインのシンボルマークは、横組みのアルファベット「YAMATANE」の文字を縦長にして円状に収めたものと、縦組みの漢字「日本画」の文字を横長にして円状に収めたものを重ね合わせている。さらにシンボルマークの色は日本の伝統色であり、現代を代表する、山種美術館とも縁深い日本画家・東山魁夷が好んだ、「東山ブルー」とも言われる群青の岩絵具をイメージしたたもの。


ユニークで親しみやすく、それでいて日本の美を表現したこのシンボルマークからは、日本画の魅力を後世に伝えたい、世界に向け、日本画の素晴らしさを発信したいという山種美術館の願いを、デザインが見事に表現し、その思いが伝わってくる。

http://www.yamatane-museum.jp

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