画像: 光琳が描き出した花のデザイン:《燕子花と紅白梅》根津美術館

2015年は享保元年(1716年)に没した尾形光琳の没後300年にあたる。根津美術館ではこれを記念して『光琳デザインの秘密 燕子花と紅白梅』を開催中だ。本展ではいずれも国宝の「燕子花図屏風」(同館所蔵)と「紅白梅図屏風」(MOA美術館所蔵)を56年ぶりに同時公開している。京の高級呉服商に生まれ、本阿弥光悦や俵屋宗達らの装飾芸術に触れ、独自の世界を確立した光琳が生み出した単純な構図と文様化された花の絵は、まさにデザイナー!と言えるモダンな世界。なお、この時期、根津美術館の庭では実際の燕子花も見られる。あわせて、初夏の風情を楽しみたい。会期は5月17日まで。

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